袋ナットとは?

袋ナットの詳しい解説

袋ナット写真
袋ナット図面・種類

上記の様にナットにも種類がありますが、通常品の袋ナットとは2種六角ナットに対し球状のキャップを溶着した物です。これを3形2種と呼びます。
通常流通している袋ナットとは3形2種をさします。

形による違いは次の通りです

  • 1形:六角部とキャップ部とが一体型でねじの逃げみぞのないもの。
  • 2形:六角部とキャップ部とが一体型でねじの逃げみぞのあるもの。
  • 3形:六角部とキャップ部とを溶接したもの。

一体型とは袋ナット形状に成型し、ネジ部を切削するものです。
キャップ外れが無く高強度ですが、コストがかなりかかります。
3形の強度は通常使用には充分なので、3形が圧倒的に流通しています。

袋ナット規格
袋ナット寸法図
ねじの呼び 全高(m1) 許容差 ナット高(m) 許容差 二面幅(S) 許容差
M4 6.2 ±0.25 3.2 0
-0.3
7 0
-0.2
M5 7.5 4 8
M6 9.5 5 10
M8 12.5 ±0.3 6.5 0
-0.36
13 0
-0.25
M10 15.5 8 17
M12 18.5 10 19 0
-0.35
M14 21.0 11 0
-0.43
22
M16 24 ±0.4 13 24
M18 27 15 27
M20 29 16 30
M22 32.5 18 32 0
-0.4
M24 35.5 19 0
-0.52
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上記の規格表は通常流通品(メートルねじ)のみです。
そのほかにも3種のナットや小型ナット、ウィット(インチねじ)等があります。